工作用紙で作るオリジナルお面の作り方
こんにちはお面作家のヨシヲ(@Aka_yoshiwo)です。
皆さんお面は好きですか?
僕は作るのも着けるのも他の方の作品を見るのも大好きです。
ニヤニヤしちゃいます。
だからあなたもお面を作ってツイッターにでもアップして下さい。
僕が喜びます。
「いや作り方がわかんないよ。」
という方に向けて今まで30作品近くお面を作ってきた僕がさくっと作り方を解説します。
「(すでに知っているので)間に合ってます。」
という方はツイッターにでも作品をアップして下さい。
僕が喜びます。
前置きが長くなりましたが、お面作りは大まかに以下の手順で進みます。
1:デザインを決める
2:成型する
3:塗装する
それではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
1:デザインを決める
兎にも角にもデザインがなければお面は作れません。
狐面やペストマスクなども素敵ですがここはぜひオリジナルデザインでいきましょう。
お面作り自体がニッチで変態な趣味なのでとことん突き抜けた方がいいのではないでしょうか?
あなたの個性を爆発させるところですよ!
色々描き出して見るといい感じです。
今回は右上の肋骨をイメージしたものにしました。
2:成型する
形を作るにあたって最初にオススメするのがコピー用紙とセロテープなんかでとりあえず作ってしまうことです。
絵でいうところの下書きにあたる作業ですね。
顔に当てて大きさも調整しましょう。
切ったり貼ったりしながら形を探っていきます。
で、できたものがこちら。
これをもとにして形を作っていきます。
ハサミを入れて展開します。
この時なるべく大きく繋がったパーツにすると良いです。
形によってはいくつかのパーツに分割します。
そして展開した形を工作用紙に写します。
この時のりしろを忘れないようにしましょう。
今回は一度展開した後、再びくっつけて別の部分を切って展開し2つのパーツを作りました。
あとパーツは2セット作って重ねるとびっくりするくらい強度が上がります。
写し終えたら切り出して。
組み立てればひとまず完成です。
ボンドがしっかり乾くまでしばらく置いて起きましょう。
これであなただけのお面が産声を上げました!
ニヤニヤが止まりませんね。
このまま塗装しても良いのですが、今回は生物的な丸みと厚みを持たせるためにこの上から和紙を貼っていきます。
(ここから先は省略しても良いです。作業量が倍近くなりますからお好みでどうぞ。)
2.5:表面に和紙を貼る
僕は厚みと貼りやすさから障子紙を使っています。
これをでんぷんのりで貼っていきます。
でんぷんのりは購入しても良いですが、水溶き片栗粉を煮ることで簡単にそして安く作ることができます。
障子紙を適当な大きさにちぎり、全体をのりで湿らせます。
しわにならない様にしながら貼っていきましょう。
お面全体を覆って好みの厚さになればOKです。
形を整えて乾燥させます。
一日二日かけてしっかり乾かして下さい。
半分張り子の様な製法なので僕は勝手に「セミ張り子」って名付けました。
乾いたものがこちら。
・・・ベネ(良い)
3:塗装
いよいよ最後の仕上げ、塗装です。
その仕上がりがそのままお面のできを左右する重要な行程です。
僕はアクリル絵の具を使っています。
絵の具はそのまま使うとどうしてもおもちゃっぽい仕上がりに・・・
なので白と黒以外の色は絵の具を混ぜて使っています。
赤、緑には茶色。青には紫を加えると少し落ち着いた色になりますね。
塗り終わったものがこちら。
写真撮り忘れたんですが、色ぬりの前にひもを通す穴を開けておきましょう。
細かい塗りミスを修正したらしっかり乾かします。
最後にアクリル系トップコート(半つや)を吹いて完成です。
はい、お疲れ様でした。これで全行程終了です。
あなただけのオリジナルお面ができました。
つけて遊ぶもよし。
飾って楽しむもよし。
素敵な創作ライフをお過ごし下さい!
・・・とまぁ僕は普段こんな感じでお面を作っています。
細かく語ると三、四倍長い文章になりそうだったので今回はさらっと全体の流れを書いてみました。
100,000人に1人くらいにしか役に立たなそうな記事ですが最後まで読んでくれてありがとうございます。
「お面作ったよ」って方ツイッターかなんかで連絡ください。ファボRT持ってすっ飛んでいきます。
ではまたどこかで!